VTI(バンガード)はアメリカ株式市場のほぼ100%に投資できる優秀ETF【S&P500とVTIのどちらを選ぶべきか】

インデックス投資の絶対的王者と言えばS&P500をベンチマークとしたETFです。アメリカ市場全体の時価総額の約8割をカバーし、力強い上昇力を見せるS&P500は長期投資にうってつけのETFです。

対してバンガードのETFであるVTIが網羅しているのは、米国市場上場銘柄のほぼ100%。実に3,601もの銘柄に分散投資が可能となります。

S&P500に連動するETFも、今回ご紹介するVTIも、長期投資にはおすすめのETFです。

VTI【バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 】

VTI基本情報

設定日 2001年5月24日
純資産 5,495.94億米ドル
分配利回り 1.44%
経費率 0.04%
銘柄数 3,601

 

経費率、純資産ともにアメリカETF業界を見渡しても最高レベルです。ネックなのは分配利回り。これはアメリカ市場全体を網羅していると考えれば仕方ありませんよね。

正直VTI1本でも十分と思わせるくらい優秀なETFです。

 

セクター別の構成比率【2017年3月時点】

構成比率をセクター別に見てみます。

セクター 割合
金融 20.3
テクノロジー 17.3
ヘルスケア 12.6
消費者サービス 13.1
資本財 12.9
消費財 9.7
石油・ガス 6.1
公益 3.2
素材 2.6
通信サービス 2.2

 

グラフ化すると

好況時に強い金融とテクノロジーが37%を占めています。とは言っても全体で見れば非常にバランスの取れた構成となっています。

保有上位10銘柄と純資産総額に占める割合【2017年3月時点】

アップル 2.9%
アルファベット 2%
マイクロソフト 2%
アマゾン 1.5%
エクソンモービル 1.4%
ジョンソン&ジョンソン 1.4%
フェイスブック 1.4%
バークシャー・ハサウェイ 1.3%
JPモルガン・チェース 1.3%
ゼネラルエレクトリック 1.1%

 

アメリカの企業と言うよりは世界を代表する企業が名を連ねています。これだけの企業の株をこれ一本のETFで補えてしまうのですから、さすがバンガードと言ったところでしょうか。

VTI×S&P500(月足チャート)

リーマンショック前後から比較すると、若干ですがVTIのパフォーマンスの方が優れています。

まとめ

何度も言ってるように、S&P500に連動するETFへの投資は素晴らしと言えます。でもVTIを知ってしまうと、こちらも魅力的に見えてきてしまう。

その気持ちとてもよく分かります。

どちらも値動き的にはほぼ同じ。先ほどの比較ではVTIに軍配が上がったものの、期間を変えて見れば見え方は多少違ってくるはずです。

S&P500にも頼もしいETFはいくつかあり

  1. SPY(ステート・ストリート)分配利回り:1.41%・経費率:0.09%
  2. IVV(ブラックロック)分配利回り:1.81%・経費率:0.05 %
  3. VOO(バンガード)分配利回り:1.85%・経費率:0.04%

この中で人に勧めるならば、IVVかVOOになります。基本的にこの3つは値動きはほとんど変わりませんので、考慮する点は信託報酬のみになります。

前にもお話しましたが、ポートフォリオは分散されていればいるほど、高いリターンを得られるという訳ではありません。様々な局面でお互いを補えあえる銘柄の保持は、リスクヘッジと言う観点から見れば間違いありませんが、リターンを追求するという視点で見れば必ずしも正解とは言えません。

必死に勉強し、自分なりに工夫した個別銘柄のポートフォリオなど、S&P500若しくはVTIのETF一つに呆気なく打ち負かされてしまうでしょう。

それだけこの両ETFには投資の価値があるという事です。

話を戻して、S&P500のETFかVTIか、配当利回り・経費率以外の決定的な違いは銘柄分散の量になります。

S&P500が大型株500種類から構成されているのに対し、VTIはアメリカ市場のほぼ全てを網羅。大型株、小型株を問わず、その種類は3,601にも及びます。

つまり、VTIはS&P500で受ける事の出来ない小型株の成長を享受することが出来るのです。この特性こそがS&P500にはない魅力です。小型株は大型株よりも成長余地があり、リスクもある分、大化け株も眠っているかもしれません。

安定した企業の恩恵を受けつつ、小型株のリターンも得たい。このような考えがあるならば、VTIは非常に魅力的なETFに映るのではないでしょうか。

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