最強のETFはVT【バンガード】である。巷に溢れる批判に踊らされてはいけない。

さて、ちょっと前までの私はブラックロックのHDVとVOOをコアとし、定期的な買い増しを続けてきました。

もちろん、これらは極めて優秀且つ生涯保有を決めたETFであり、私のお気に入り達でもあります。しかし、ここ最近はバンガード社のVTを積極的に買ってきました。

今まで、アメリカオンリー、高配当大好き出会った私がなぜ世界分散投資=VTに目覚めたのか。これについて語ってみます。

VOOに圧倒的差をつけられているVT

ご覧のように2010年頃から比較するとその差は歴然。リターンに至っては2倍以上の開きがあります。

また、高配当ETFであるHDVと比べてもリターンは明らかに劣っています。

リターンだけを見るならばVTはそれほど魅力的ではないのかもしれませんが、それでも私がVTをポートフォリオに組み込んだのはそれなりの理由があります。ここからはVTに対するネガティブな意見と共にそれをお話ししていきます。

VTに対する批判意見

こんなにも優秀なETFなのに、VTを嫌っている人は一定数存在し、まあそれなりの理由も存在します。

巷でよく見る批判をまとめてみると以下のようになります。

1、リターンの高い米国株の割合が半分しかない

2、アメリカの次に日本株の割合が高い→日本株の長期リターンは低い

3、過去リターンの低い国が含まれている

4、S&P500を大幅にアンダーパフォームしている

まとめると、投資先としては過去リターンの高いアメリカだけで十分且つ過去リターンの低い日本等の組み入れは不要、と言ったところでしょうか?

まあ言ってる事は分かりますし、それなりに正論でもあります。

しかし、よくよく考えてみるとちょっとした矛盾点があります。

そもそもなぜ貴方は「ETF」に投資をしようと思ったのでしょうか。

米国ETFに投資をしている人は勉強家なので、優秀なファンドマネージャーでも継続的に市場平均を負かす事が出来ないという事実を知っています。

頭の良い、専門的な教育を受けた人達でも市場平均に勝てないのなら、私達個人投資家が勝てるわけありません。

だからこそ「選ばない投資」=「ETF投資」に投資をするのです。誰がどう転んでも良いように全てにまとめて投資をする、それがETFの本質です。

アメリカだけに絞る時点で選んでる

さて、誰がどう転んでも良いようにETFに投資をするのに、なぜアメリカ以外の国を省く必要があるのでしょうか?

将来の株価は誰にも分かりません。だからこそ市場全体に投資をする事により、市場平均を狙いにいきます。

貴方がETFという選ばない投資法を実践しながら、アメリカ以外に投資をしないのはなぜなのでしょうか。

確かにアメリカには多くの優位性があります。いくつか例をあげてみます。

1、アメリカは世界経済の中心

2、米ドルは世界の基軸通貨

3、徹底された資本主義

4、先進国でありながら稀有な人口増加国

5、アメリカ発のリーマンショックからも華麗に回復

6、S&P500の過去リターンは素晴らしい

私自身もアメリカの優位性にはそれなりの根拠があると思いますし、この傾向はしばらくの間続くと思います。

しかし、結局のところ過去は過去、未来は未来、この先どうなるかを予測してはいけない。この考えがETF投資であると思います。

日本もバブル期は、世界時価総額ランキングの上位を独占していましたし、当時の人達はこれがずっと続くだろうと考えていた事でしょう。

そんな中アメリカだけは大きなミスをする事なく、未来永劫発展し続けると考えるのは少々浅はかな気がします。

そもそも、我々ETF投資家の言う長期投資とは、5年や10年ではなく、20年、30年先を見据えての投資です。

だったらどっちにどう転んでも良いようにVTに投資をする。こう考えるのも悪くないのかなと思います。

時価総額基準による比率は国の経済情勢を反映する

現在(2019年6月)のVTの国別比率上位5位は以下の通りです。

アメリカ:54.9%、日本:7.7%、イギリス:5.3%、中国:3.1%、カナダ:3.1%

現在ではアメリカが他を圧倒している構図になっていますが、前述したように我が国日本が世界時価総額ランキングの上位を占めてた時代もありました。

つまり、この比率は今後の世界経済情勢により動的に変化していくと言う事です。

今後もアメリカの独走状態となれば、アメリカ株の比率はさらに高まる可能性も出てきますし、その逆も然りです。

もちろん、今後日本株の比率が上昇する可能性だってありますし、グローバル経済の進行により、突出した国がなくなり均一化が図られる可能性だってあります。

しかし、現在のパワーバランスが崩れようともVTに投資をしておけば大きな資本主義経済が継続する限り、それなりの利益をもたらしてくれる事でしょう。

極端な話、S&P500だけに投資をしていたらアメリカが終われば、そのリターンは壊滅的な状態になります。

しかし、VTであればアメリカの失落は他の国のリターンによって分散されます。

アメリカ経済が終われば世界経済が終わる。今はそうかもしれませんが、未来はどうなるかわかりません。

貴方がまだ20代、30代と若いなら尚更。不確実な未来のためにもVTをポートフォリオに組み入れる事を考慮してはいかがでしょうか。

まとめ

S&P500の過去リターンは素晴らしいです。そして、その傾向は今後も続く事でしょう。

しかし、現在20代の私はそのゴールを20年、30年先に設定しています。

そんな先の未来を誰が想像出来るのでしょうか。だったら尚更、あらゆる事態を想定し、条件を満たすETFに投資をするまでです。

過去のリターンがS&P500より劣るから、日本株の割合が高いから、新興国の割合が高いから、このような理由でVTの評価を定めるのは少々浅はかなのではないでしょうか。

未来のリターンは予測出来ませんし、そもそも予測する事自体が間違っているのです。

世界経済の発展に全てを委ねる。私の大好きなETFに「VT」が追加されました。

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