アメリカETFへの投資は驚くほど簡単。もっと多くの人が取り組むべき

短期売買は研究・実践・失敗の連続です。考え抜いた末の手法であったとしても、それが継続的な利益を生み出してくれる保証はどこにもありません。

一方、アメリカETFへの投資は驚くほど簡単。世界一の経済大国であるアメリカの株式、特にS&P500に連動するETFを継続的に買うだけで、日本に存在する大多数の、短期トレーダーのパフォーマンスを大きく上回ってしまうのですから。

アメリカ市場が右肩上がりという事自体が、後出しの結果論によるものでは?

その意見、ごもっともです。今後はこれまでのように力強い上昇が継続するとは限りません。むしろ、長期の下降トレンド突入の可能性だってゼロではありまえん。

しかし、超長期で見れば、アメリカ市場は必ずや上昇に転じるという、半ば信仰に近い、しかし確信に近い考えが私の中にはあります。

明日利益を出したいのなら、短期トレードというお金の奪い合いに参加してみるも良し。長期で配当金を貰いながら、ゆっくりと資産を増やしていきたいと思うならば、アメリカ市場への投資は悪い選択肢ではありません。

今回はアメリカETFへの投資がいかに簡単であるか、その理由をお話していきます。

アメリカの株式市場は右肩上がり

長期投資でインカムゲインが目的であったとしても、出口戦略についてはいずれ検討する必要があります。死ぬまで配当を貰い続け、その後は子へと引き継いでいくのか。退職後に売却し、老後の糧とするか。

どのような結末を向かえたとしても、30年前に買った株が当時と同じ株価、若しくはそれ以下の水準だとしたら、あなたはどう思いますか?

配当で元本を回収できていたとしても、最終的にはキャピタルゲインも狙えるというのが株式の魅力です。世の中には様々な金融商品がありますが、長期間で見た場合、株式は債券や金のリターンを大幅に凌駕します。

未来は誰にも分かりません。しかし、今後もアメリカを中心として世界が回っていくという事実が変わる事はないでしょう。

先進国の中にあっても人口が増え続け、現在もGDPは世界一です。上記のチャートを見て、長期投資の対象として魅力的なのはどちらか。答えは既に出ています。

相場観に優れ、判断力、精神力共に高い水準にある人ならば、日本市場のように上下の動きの中で、買いと売りの両方での利益を狙っていった方が効率的かもしれません。

しかし、そのが出来るのは一部の人。多くの人はそのような素質を持ち合わせてはいません。上昇相場は買いで攻め、下降相場は空売りを行い、市場全体が停滞期にある時は、テーマ株や材料株で利益を狙う。これを見事に再現できるような天才は、数少ないトータルプラス組の中でも、さらに一握りとなるでしょう。

ならば、大多数の”普通の人”はどのような投資戦略を取るべきか。その答えが、アメリカ市場への投資なのです。

優良ETFならば、ほったらかし運用が可能

複雑なETFに投資をする必要はありません。アメリカにおける最良の投資先はS&P500に連動するETFです。

アメリカのETFは日本よりも市場が大きく、それに伴い低コストの素晴らしいETFがたくさん上場しています。ゆえに初心者はその投資先に迷ってしまいます。

株式一つをとっても、アメリカ全体・S&P500・NYダウ・ナスダック・セクター別・高配当系・全世界型・新興国・先進国・ヨーロッパ等々、実に種類が豊富です。

ETFについて多くを知る程、あれもこれも、色々なものに手を出したくなるかもしれません。でも実際はETF自体が分散の効いた商品ですので、あれもこれもに手を出す必要はありません。

結論を言えば、冒頭の通りにS&P500に連動するETFを定期的に買い増し、継続保有することが最良な選択となるでしょう。無理にセクター別でポートフォリオを組んだりする必要はありません。

現在のアメリカETF業界は3強である、ブラックロック・バンガード・ステートストリートが圧倒的シェアを占めています。どの企業もS&P500に連動するETFを扱っており、そのいずれかを選べば良いだけです。ETFならば少数企業の悪材料など簡単に打ち消してしまいます。

個別銘柄にように大化けを期待することは出来ませんが、確実に資産を増やすことが可能となります。

また、市場の平均と言っても、S&P500などは定期的に銘柄の入れ替えを行っており、指数に相応しくない企業は省かれるようになっています。つまり時代にふさわしい、大型企業を丸ごと買えてしまうわけです。多くのアクティブファンドがS&P500のパフォーマンスを超える事が出来ないというのにも納得です。

暴落時の買い増しが安心して出来る

皆が気づいていない隠れ優良企業、今後大幅成長が見込める企業の株式を、自分だけがいち早く気づき、割安な状態で仕込むことなど出来ません。我々個人投資家は、情報と言う側面を見るのならば、機関投資家達の足元にも及ばないという事を再認識するべきです。

バフェットは、暴落こそ最大の買い場だと言っています。皆が恐怖から投げうる時こそ、最大の仕込み時であると。しかし、それは入念な調査に基づいた確固たる自信、揺るぐことのない徹底的なファンダメンタルズ分析から来ています。

暴落は、それ自体が一時的であり、企業の存続までを疑問視される内容でなければ、唯一とも言える我々が割安で仕込めるタイミングと言えるでしょう。

これを後になって言うのは簡単ですが、その場に立たされた上で、客観的な判断が出来るかと言われたら、私にはその自信がありません。

一方でこれがETFならば、ETFの暴落=市場全体の暴落となります。指数を構成する上で、比率の高い銘柄が指数そのものを動かしてしまうという事はあるにはあります。特に日経平均株価はファーストリテイリングやソフトバンクの両銘柄で11%を超える構成比率ですから、その影響力がいかに大きいかが分かるかと思います。

対してS&P500の構成比率トップはアップルで、その割合は3%未満です。これも全銘柄で見れば高い比率ではありますが、指数自体の大幅に動かす程の影響力はありません。

話を戻して、ETFならば暴落時に安心して買い増し作業を行う事が出来ます。○○ショックなどの金融危機や経済危機は短期的な目で見たら、企業の業績、株価に多大な影響を与えますが、そこからも回復し今日までの成長を続けてきたという事実がアメリカにはあります。

長期投資+ETF前提の話にはなりますが、暴落にも怯まず保有、さらに買い増しと言う戦略ならば、情報面で劣っている個人投資家でも不要なリスクを負わずに投資をすることが可能となります。

まとめ

私ももっと早くからアメリカ市場への投資を始めるべきでした。投資を始めた当初は、長期よりも短期、配当よりも売却益こそが正義と言う考え方をしていました。

しかし、短期取引で得た知識やメンタルコントロール対する考え方、研究の大切さは今も私の財産として蓄積されています。それは直接的ではないにしろ、間接的に現在も活かされて、自身の糧となっています。

短期売買をしていて改めて実感したことがあります。

インターネットの普及により、個人投資家もあらゆる情報を得る事が可能となりました。業績だって、チャートだって見ているものはプロと同じです。

しかし、その即効性と言う観点では、決して差を埋められない程の溝が既に広がっています。具体的には、我々がある企業の決算を知ることが出来るのは、決算日から随分後の事です。

別途記事ても書いているので、詳細はここでは語りませんが、個人投資家が得ることの出来る情報は遅い、若しくは誤りである。この考えは今でも変わっていません。

短期的な値動きで、利益を得ようとするのは、小学生が大人に丸腰で喧嘩を売るようなもの。短期的な売買に関してはそれくらいネガティブな印象を持っていた方が、のちのち救われると思います。これが私の考えです。

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