長期投資における買い増しのタイミングについて考える【ドルコスト平均法が効力を発揮するのはどんな時か?】

現在はドルコスト平均法による継続的な買い+暴落時のまとめ買いを実践している最中ですが、果たしてこの戦略こそが有効と言えるのか、最近では自問自答するようになってきました。

長期保有と決めたからには、積極的な売却益は望まず、インカムゲイン重視の配当金再投資戦略が基本のスタンスです。

アメリカ市場への投資は、株価・為替、両方の変動に左右される事になります。配当金重視とは言っても、少しでも安値で仕込みたいと思うのが、人間の心理。

今一度、長期投資の買い増しのタイミングについて、考えてみました。

ドルコスト平均法が効力を発揮するのはどんな時か?

そもそも長期投資において、ドルコスト平均法を実践するのは、相場の行く末を正確に予測することが困難だからです。今後、大きな下げなどがなく、緩やかながらも右肩上がりで上昇していくと、確信できればドルコスト平均法ではなく、まとめて資金と投入する方が効率的と言えます。

考え方を変えれば、右肩上がりの相場に対して、ドルコスト平均法を活用することは、取得単価を低くするという視点で見た場合、何のメリットもありません。もちろん、右肩上がりで推移するという確信が持てないからこそ、ドルコスト平均法による投資を行うのですが。

では、ドルコスト平均法がその効力を存分に発揮できるのは、どのような相場の時か?

答えは、上下に波を打ちながら変動する相場です。

Aのように上下に大きく動くと仮定すれば、ドルコスト平均法は明確なメリットに繋がります。

Bのように緩やかな上昇を見せる場合ですと、取得単価を抑えるという観点に立てば、メリットはありません。右肩上がりと解っているのならば、初期段階で資産をまとめて投入する方が得という事です。

Cの場合は、結局下げ止まりがどこになるか分からない、という事を考えれば効果的とは言えます。理想は上昇トレンドへの突入に差し掛かった時ですが、そんなの後になってみないと分かりませんから、下落中の買い増しにはそれなりに意味があるとは思います。ただし、これは長期保有を前提とした場合の話です。

相場の行く末は分からない。だからドルコスト平均法を使う

前項で、ドルコスト平均法が効力を発揮する場面と、そうでない場面をご紹介しましたが、結局は全て後出しなんです。

そりゃ、上昇相場の時は初期段階で一括で購入した方が、絶対にお得です。しかし、肝心の上昇相場がいつまで続くか分かりませんし、一週間後には下降トレンドに突入しているかもしれません。上昇が今後も続くと予想し、まとまった資金を投入していたとしたら、そのショックはなかなかのものになります。

しかし、これがドルコスト平均法であれば、精神的負担も比較的少なくて済みます。これもドルコスト平均法のメリットと言えるでしょう。

投資においてメンタルコントロールは最重要項目です。短期トレード程ではないにしろ、あまりに多くの資産を一括投入することは、精神衛生上もベストな判断とは言えません。

一般的な収入であればドルコスト平均法で構わない

一般家庭では、投資に回せる資金なんてたかが知れています。私のような独身者ならともかく、家庭を持ち、子供がいるなら尚更で、日々の生活費から投資資金を捻出することは簡単ではありません。

だから長期でETFなり個別銘柄なりを、買い増しするとなると、結果的にはドルコスト平均法に近付いていくでしょう。月いくらと決めて投資する方が精神的に楽ですし、気まぐれに投資するよりかは効率が良いと言えます。

また、月にいくら投資すると決めたは良いが、一ヵ月のうちどのタイミングで資金を投入するかと言う悩みも生じてきます

これについて私は、チャートをざっと見て、大まかなトレンドを把握して購入するようにしています。この辺りはスイングトレードで実践してきた習性が出てしまうようです(笑)

具体的には、移動平均線と株価がどの程度乖離しているのかを、目安に判断しています。その目安となる移動平均線の日数ですが、相場の強気度によって使い分けています。力強い上昇の時は、25日移動平均線を目安に、緩やかな上昇相場の時は75日移動平均線を基準に判断しています。

株価が移動平均線と乖離していれば、その乖離が埋まるまで待ってから、投資するようにしています。

その上で、自分の中でのベストなタイミングが見つけられなければ、月末までには必ず購入するというルールを設けています。

この基準はおおまかなものです。私の場合は、少しでも取得単価を下げたいという欲が出ているからこその行動なのですが、結果としてこのルールがプラスに作用する時もあれば、そうでない時もあります。

本音を言えば、長期投資、特にインカムゲインを目的とした場合は、あまり購入のタイミングに拘る必要はないのかもしれません。

暴落時に備えてある程度の資金を温存しておくべきか?

市場全体が暴落した時は、絶好の仕込み時になります。実は私も、それほど多くはないにしろ、暴落時にまとめ買いするための資金を用意しております。

しかし、NY市場暴落説は、毎年のように囁かれておりますが、なかなか訪れません。

そこで、私の中であるに悩みが生じ始めました。

暴落なんて待つより、そのために温存している資金をとっとと投資した方が良いのでは?

そして、その資金をまとめて投資に回すのか、それとも月々の買い増しに上乗せするのかという事も、私を悩ませるタネでございます。

確かにインカムゲインを目的とするならば、とっととまとめて投資をした方が良いような気もします。

しかし、ここで考えなくてはならない事が1つあります。私は、暴落時に爆買いするための資金で短期売買をしております。

この資金を長期投資に回すことは、短期トレードからの撤退を意味しています。短期売買は精神的に疲れるので、それはそれで良いのかもしれませんが、あれだけ精神をすり減らすからスイングは嫌い、早く完全な長期投資家になりたいと言いながらも、短期トレードからの撤退には何故か寂しさを覚えてしまうのです(笑)

どうしようもない性格です。本当に救いようがありません。

いずれにせよ、この件につきましては、明確な答えは出ておりません。よって、しばらくは月々の一定の買い増し+暴落を待つというスタンスが続くかもしれません。

もしかしたら、暴落時のための資金を取り崩しながら、月々の買い増しに上乗せすることもあり得ますが、その額はどの程度にするのか、と言った明確な基準は決まっておりません。

まとめ

どんな方法を実践するにしても、ある程度のキャッシュを残しておくことは絶対条件です。その詳細な額については色々な考え方があるので、ここでは検証いたしませんが、現金の持つ精神安定効果と言うのは素晴らしいものがあります。

さて、私の長期投資の方針は今後、どのように変化していくのか?

楽しみでもあり、不安でもあります。

長期投資家としてのキャリアはまだ始まったばかり。今後の成長に期待です。

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