短期トレードも長期投資も初志貫徹の決意で臨むことが大切

短期売買でそれなりの経験を重ね、その上で長期投資も実践するようになると、両スタイルの違いも共通点も次第に分かってきます。

短期トレードの対極に位置するのが長期投資。でも両者に通じる部分は思いのほかたくさんあります。

それは、自分で決めた事は最後まで貫きとおす事です。あからさまに間違いを犯しているのなら話は別ですが、そうでないなら自らの考えをコロコロ変えるべきではありません。

デイトレードとスイングトレードでルールを守る大切さを知った

デイトレード及びスイングトレードでは、あらかじめ決めておいたルールに自らの裁量を加味して買い、若しくは空売りのタイミングを判断します。

ポジション保有の際に裁量が加わるのは当然の事で、丁度今自らのルールに合致した買いのタイミングが巡ってきたとしても、そのルールが通用する相場環境であるのかを判断する必要があるからです。この裁量による判断が吉と出るか凶と出るかはその時次第ですが、それはそれで良いのです。

むしろ、自らの定めたルールに合致した場合は、他の要素を考慮せず無条件でポジションを保有するという事の方が大問題なのですから。

さて、デイトレとスイングトレードで仕掛けを行った後、一番にすることは逆指値による損切の注文です。損切り注文は必ず成行で設定します。

損切り幅の設定基準は色々ありますが、私は直近の安値や高値に自らの資金力を加味することで、具体的な数字を決めていました。

デイトレは別として、恐らく多くのスイングトレーダーは昼間働きながらトレードをしているかと思います。その際は、相場の急変に備え、予め逆指値による損切り注文を入れているかと思います。

私自身もそうでしたが、昼休みや仕事の休憩時間などに、株価を見てそれが良い方向に動いていれば良いのですが、悪い方向に向かっていると、居ても立っても居られなくなります。

①ある時私は、下落する株価に不安を覚え、損切り注文の価格を切り上げました。

すると、損切り注文に引っ掛かったのち、株価は切り返し上昇していきました。

②ある時私は、損切り注文に引っ掛かるすれすれの銘柄に対し、損切り注文そのものを取り消しました。どこかで切り返し、上昇していくという根拠のない自信があったからです。

すると、株価は上昇に転じる事無く、引けにかけてズルズルと下がり続けました。

どちらもルールを守らなかったことによる損失です。明らかなミスです。損失を被りたくないという心理と、利益を得たいという欲に負けたのです。

しかし、こんな疑問が湧いてきませんか?

ルール通り自動で損切り注文を執行したとしても、勝っていたという保証はないのでは?

正しくその通りです。

ただ、ルールを守る事によって大損を回避することは確実に出来ます。これが短期トレードにおいてはもの凄く大切になるのです。しかし、損切は徹底すればするほど良いという訳ではありません。大切なのは、損切の回数自体を少なくすること=無駄な取引をしない事です。それを再現するためにルール+αで自らの裁量による仕掛けが重要となってくるのです。

先ほども言ったように、私は自身の資金力も考慮に入れ損切り幅を設定しています。つまり、1回の損切で次の投資に影響が出るような損失は出さないよう計算しているのです。故に大切なのは損切り幅以上の損失を出さない事、これは当初のルールを守れという事です。

ルールを守れば勝てるという保証はありません。

しかし、ルールを守らなければ、相場からの退場が確実に早まるでしょう。

長期投資を本格化した今でもデイトレードとスイングトレードは続けています。トレード頻度はかなり減ってはいますが、長期投資という支えがあるためか、成績は悪くありません。最も、投入できる資金が減ってはいるので、利益自体は大したことありませんが。

また、懸念材用であったメンタルの方も以前程はすり減らすことが無くなりました。長期保有の銘柄がある事と、投入資金が減ったことがプラスに作用しているようです。

初志貫徹は長期投資にも通じる

市場には素晴らしいETFが溢れています。

VOO、VTI、VYM、HDV、IVV、VDC、VHT、SPY

どれもこれも長期保有に相応しい、もっと言えば長期保有してこそ効果を発揮する優良ETFばかりです。

個別銘柄はETFよりも多少リスクは高まりますが、それでもS&P500上位構成銘柄やNYダウ採用銘柄なら私たちも知っている企業ばかりですし、比較的安心して投資できるのではないでしょうか。

ETFにしろ個別銘柄にしろ、長期保有と決めたら持ち続ける事が大切です。

銘柄選定の段階でミスを犯していたら話は別ですが、先ほど例に上げたETFならばどれを選んでもそれなりのリターンをもたらしてくれるでしょう。

個別銘柄は、業績の悪化や悪材料が今後どこまで影響してくるのかを見極める必要があるので、多少目利きは要求されますが、ちょっとの弱気材料ですぐさま売るべきではないというのが私の考えです。

長期投資の長期とは1年、2年の事ではありません。10年、20年、30年を指しています。

自らが自信をもって購入した銘柄をちょっとのネガティブサプライズで手放してしまうようでは、いつまで経っても本当の長期投資家にはなれません。

これはETFなら尚更で、投資方針をコロコロ変え、色々なETFに乗り換えているようでは、長期投資家を名乗る資格はありません。

これは自分自身へと言い聞かせたい言葉です。

まとめ

初志貫徹と言っても、他人の意見は柔軟に取り入れていかなければなりません。人の意見を取り入れる事と、振り回される事は全く持って別物です。

S&P500に投資をしている人はそれを貫けばよいと思います。

高配当系であるHDVやVYMに投資している人もその信念は変える必要がありません。

あっち行ったり、こっち行ったり、心変わりばかりの心理が長期投資においては最大の敵だと感じる今日この頃であります。

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