VOOやVTIにはクズ株が紛れ込んでいるというのは本当?

S&P500に限らず、市場平均をベンチマークとしたETFにはクズ株が紛れ込んでいるという話。確かに、構成比率上位10銘柄を見れば、日本人にも馴染みの深い有名企業が名を連ねています。しかし、構成比率下位10銘柄を見ても、それがどんな企業が知っている人はほとんどいないでしょう。

この考えは話をTOPIXに置き換えてみると少し理解しやすくなります。TOPIXをベンチマークとしたETFを買うという事は、少し前で言えばタカタ(現上場廃止)や東芝(現東証二部)も間接的に保有するという事になります。

つまり、ETFを買うという事は個別銘柄としては絶対に投資をしないような株式も必然的に買わなければならないという事です。

これは1方向だけ見ればデメリットなりますが、見方を180度変えると見える景色は少し違ってきます。今回はこれについて考察してみます。

インデックス投資にクズ株は必然

私もアメリカ企業に関しては有名所しか知りません。タイトルにあるようなクズ株の定義は分かりませんが、構成銘柄が500もあれば、多少は業績の悪い企業も含まれている事でしょう。これは仕方ありません。

また、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット)に至ってはアメリカの上場株式ほぼ全てを対象としているわけですから、当然クズ株も含まれているのではと推測できます。

NYダウならば30銘柄の全てが一流企業。これは間違いありません。しかし、アメリカETF投資において最も純資産の多い、S&P500のETF及びVTIには、クズとまで呼べるかは分かりませんが、個別では絶対に投資したいと思わない銘柄も含まれているでしょう。これは間違いありません。

多くの人は適切な個別銘柄を選び出せない

優良ETFと言われるVOOやVTIにもクズ株が組み込まれているのならば、自分でポートフォリオを組んで運用すれば良いのでは?

これを実行したところで、ほとんどの人がS&P500をアンダーパフォームすることになるでしょう。

理由は簡単

  1. 優良銘柄を選び出す技術と知識が無い
  2. 無駄にポートフォリオをいじくり回すことで、無駄なコストを掛けまくる
  3. 自分が選んだ銘柄に自信が持てないから、大きな下落があると投げ売りしてしまう
  4. 他人(影響力のある人物)に影響された売買をする

一見すると、市場平均に含まれるクズ株に投資をすることは、この上なく非効率なようにも感じますが、結果的には無駄な売買をする必要が無いという点を踏まえればメリットに繋がります。

多少の非効率を冒してでも、インデックスに投資をすることで結果的には効率の良い投資を行う事が可能となるです。VOOやVTIならば、1つの銘柄の割合はどんなに高くても4%程度です。その他大半の銘柄は0.1%未満です。

数あるリスクを相殺し、市場平均と言う非効率な指数を選択する事は、裏を返せば効率的な選択肢と言えるでしょう

名も知らぬ企業の恩恵

アメリカの上場株式のほぼすべてに投資を出来るVTIは、当然ながら多くの個別銘柄、マイナー企業をたくさん保有しています。

これは有名企業だけ保有したいと考える人にはデメリットになりますが、小型株の成長による恩恵の可能性を考えればメリットにも繋がります。

VTIのパフォーマンスは非常に良いです。リーマンショック後からの金融緩和+景気回復局面という背景も色濃く反映されれてるかとは思いますが、それ以上に小型株の成長を上手く取り込めたことが要因ではないかなと思います。

日本市場でも大化けするのは大型株ではありません。小型株であり、無名企業です。これがVTIの良さです。

まとめ

VOOやVTIにはクズ株が含まれている。しかし、多くの個人投資家達は自らが良かれと思って選んだ銘柄でも損失を出しています。

つまり、本当の意味で、適切な銘柄を選択するというのは上級者向けという事です。だったら最初からVOOやVTIなどのETFに投資をするのが良いのではないでしょうか。

確かに、市場平均を遥かに越えるパフォーマンスを叩き出す個別銘柄はいくつもあります。しかし、それをあなたがスクリーニングできるという保証はありません。

運良く将来、高リターンを望める銘柄を購入したとしても、途中悪材料やそれなりの下落によって、手放してしまう可能性も当然のようにあります。

急がば回れ

投資において、特に個人投資家に限って言えば、最初から「市場平均」を目指すことが、結果的には近道となることだって十分にあり得るのです。

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