関連銘柄は投資家達の心理を反映する【風が吹けば桶屋が儲かる】

風が吹けば桶屋が儲かる

「まるで無関係に見えるのに、因果関係が存在する」

風が吹く

砂埃が目に入る

目を患って、盲目の人が増える

盲目の人は生計を立てるために三味線を弾く

三味線を弾く人が増える

三味線に使用している皮(猫の皮)が大量に必要となる

猫が減る

天敵の猫が減り、ねずみが増えて桶をかじり壊してしまう

桶屋が儲かる

多くの人が知っている有名なことわざです。
実は株の世界でもこれに似た出来事が起こっています。

キーワードは「関連銘柄」です。

当ブログでも旬なテーマの関連銘柄を紹介しています。
しかし、一般的な関連銘柄は、明らかな関係性があるものが多く、「まるで無関係に見えるのに」というのは少数派でしょう。

今回はその「少数派」の実例についてお話ししていきます。

 

2012年7月5日、上野動物園で24年ぶりにパンダが誕生

24年ぶりに日本国内でパンダの赤ちゃんが誕生したことから、人々の話題はパンダ一色でした。

世間である出来事が話題になると、投資家たちは「関連銘柄」を必死になって探します。

「そもそも上野動物園は上場してないし、パンダ関連の銘柄って何があるんだ。」

普通の人はこう考えます。

しかし、投資家達の心理は思いもよらぬ方向へ進展していました。

投資家達は、「風が吹けば桶屋が儲かる」を再現していたのです。

上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生

パンダを見るために来場者が増える

来場者は食事をする

上野動物園付近の飲食店の売り上げが増える

近くの飲食店で上場しているお店を探す

精養軒(9734)に行き着く

精養軒は上野精養軒を主力とするフランス料理の老舗です。

実際に2012年7月5日前後の精養軒(9734)のチャートを見てみましょう。
チャートは松井証券さんからの転載です。
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7月5日の終値では418円だった株価が、6日には457円(終値)、9日には537円(終値)、10日には636円(高値)まで急騰しています。
しかし、7月11日にパンダの赤ちゃんが肺炎で急死すると、株価はパンダ誕生以前の水準まで戻ってしまいました。

 

ちなみに、精養軒の急騰に乗り遅れた人たちは、東天紅(8181)に飛びつきました。
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こちらも7月6日の終値では136円だった株価が、9日186円(終値)、10日233円(高値)まで急騰し、赤ちゃん急死のニュースと共に、急落していきました。

まさに、投資家達の心理を反映したチャートがそこにはありました。

株は期待で買われ、事実で売られる

有名な格言にこのような言葉があります。

期待と共に株価は上昇し、事実が明らかとなった時は既に天井圏である。

日々の株価を動かしているのは投資家達の心理です。

極端に言えば、経営状態悪くても、投資家達が上がると思えば株価は上がります。

特に、話題の銘柄やテーマ株を購入する際は、この言葉を頭の片隅に入れながら、相場と向き合うようにしましょう。

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