我々個人投資家は、海外投資家のカモになっているという現実を改めて知る必要がある【投資主体別売買動向から分かること】

株価を上下させているのは大口の投資家である

大口の投資家とは、機関投資家・海外投資家の事です。

株で利益を上げようと思ったら、大口投資家の波に乗る必要があります。
特に海外投資家の影響力は強く、これと逆行した投資をしていては儲かるはずもありません。

一説によると東京市場の売買比率の7割以上は海外投資家であるというデータもあります。

株で利益を出す=市場における多数派に付いていく事と言えるでしょう。

投資主体別売買動向とは?

投資主体別売買動向は、東京証券取引所が投資家ごとの売買動向を週間でまとめ、毎週木曜日に公表しているデータの事です。

これにより、海外投資家・証券会社・個人投資家の売買状況がわかります。

そして、投資主体別売買動向と日経平均株価の推移を比較してみると興味深い事実が見えてきます。

投資主体別売買動向と日経平均株価の推移から見えてくる事

投資主体別売買動向は週ごとの統計のため、日経平均株価チャートも週足ベースで見てみます。
そして、海外投資家が買い越したか、売り越したかで日経平均株価がどう推移しているのかを確認します。

日経平均株価週足チャート(2015年6月の第1週~1016年10月の第3週)
海外投資家が買い越している週には赤丸を付けました。

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これを見るだけでも、日本の市場に与える海外投資家の影響力がいかに大きいかが分かります。

海外投資家が買えば日経平均株価は上昇するとさえ断言できる程です。

ちなみにもう一つ目を背けたくなるような事実があります。

次の経平均株価日足チャートを見てください。
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日経平均株価は昨年2015年の8月に高値を付けた後、ものすごい急落を見せています。
また、2016年の年明け1月からも暴落をしています。

投資主体別売買動向をみると海外投資家はこの暴落の前に大方利益確定をしていることが推測されます。
そして、暴落の際には空売りにより、莫大な利益を出していることも推測できます。

緑の丸で囲った部分を見ると、日経平均株価は反発し、再び大きな上昇を見せる素振りをしますが、これは空売りをした海外投資家達による買戻しがきっかけという事が推測できます。

投資主体別売買動向により、海外投資家が大きく売り越している中、我々個人投資家の買い越しています。

海外投資家の空売りにより、「落ちるナイフ」を掴まされたのは我々個人投資家です。

暴落の途中、反発を期待して多くの個人投資家が株を買ったのです。

日経平均株価が2万円台を付けた大相場の中、莫大な利益を出したのは海外投資家でした。

海外投資家は上昇局面の初期段階から買いを仕掛けている

さらに投資主体別売買動向を注意深く見てみると、海外投資家は上昇の初期から日本株を買い越していることがわかります。

ちなみに、ここでも海外投資家が大きく買い越している時、個人投資家はやはり売り越しています。

上昇の初期段階から株を買い集めた海外投資家達は、天井付近でサッサと売って利益を確定してしまいます。

その後、大規模な空売りを仕掛けます。

つまり、海外投資家は一定期間における株価の底で買い、天井付近で売り、そこから空売りを仕掛け、暴落後に買戻しをしているのです。

海外投資家の取引と逆行する個人投資家

個人投資家がいかに海外投資家と逆行した売買をしているのか、年別の投資主体別売買動向から確認してみましょう。

※単位:百万円

期間 海外投資家 個人投資家
2015年 −325,779 −4,929,904
2014年 852,692 −3,632,322
2013年 15,119,640 −8,750,822
2012年 2,826,449 −1,911,181
2011年 1,972,486 5,937
2010年 3,210,499 −2,277,135

※個人投資家の売買額は現物外・信用買いの合計です。

まとめ

利益を出すには大口の投資家の動きについていく。

言うは易く行うは難しです。

投資主体別売買動向自体がタイムラグが生じるデータのため、リアルタイムな取引に応用させる事は難しいです。

しかし、日経平均株価上昇の陰には、海外投資家の買いがあることは理解していただけたと思います。

是非今後は「投資主体別売買動向 」をチェックし、相場の傾向を掴むことに役立ててください。

「打倒、海外投資家」を目指して共に頑張りましょう。

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