株やFXに過度な期待をするのは止めた方がいい【相場は投資初心者に、ビギナーズラックという甘い罠を仕掛ける】

人が株に期待を膨らませるのは何故か?

医者、弁護士、スポーツ選手等、高収入を得ることの出来る職業は様々ですが、ほぼ全てに共通しているものは「特別なスキルが必要」という事です。しかも、この特別なスキルというものは、努力だけで得られる訳でもなく、持って生まれた素質というものが必要です。

学問はスポーツに比べたら、個人による努力が加味される部分もありますが、それでも医者、弁護士、公認会計士等の難関資格を取得する事が出来るのは、ごく一部の限られた人間であることに違いはありません。

投資の持つ魔力

収入は月並み、特別なスキルも見当たらない。そんな人が会社員という立ち位置を崩さずに、かつ本業に支障が出ない方法を考えると、多くの人が投資、中でも株とFXにたどり着きます。

株とFX、この2つなら始めるまでの敷居が低く、比較的少額から運用可能という事で、投資初心者にも人気が高いのです。

しかも、株もFXも短期的に見れば上がるか下がるかの2通り、ならば勝てるのではないかと多くの人が簡単に考え、期待と共に証券口座を開設します。

さらに、巷には「株で勝つ方法」が多く出回っています。ネット上で無料公開されているものから、高額な料金を必要とするもの、いわゆる情報商材まで様々です。これらの情報がどこまで正しいのか、全てを検証したことがない私には答える事が出来ません。この辺りの詳細が知りたい方は、「株式投資セミナーや商材、スクールに頼れば勝ち組になれるのか」をご覧ください。

ビギナーズラックという罠

株もFXも相場が良ければ、運でも勝てます。何たって勝率は単純に考えれば二分の一ですから。

これがビギナーズラックであり、相場の罠でもあります。

始めた間もない頃は勝ち越す日々が続いたとします。残念ながら、良い相場というものは長くは続きません。上昇相場の後は下降相場が待っています。この時に、空売りについてしっかりと学び、過去の膨大なチャートを見て研究した人ならば、暴落を利益に変える事が出来ます。

しかし、空売りの技術がなければ、無茶な買いを仕掛け、今までの利益を遥かに越える損失を出してしまうのです。ビギナーズラックで気を大きくしていた人は、株価はまた戻るという根拠のない、半ば自分に言い聞かせるような理由から損切を実行せずに塩漬け株をつくるのです。

当ブログでは同じことを何度も言っていますが、大切なので再度言わせていただきます。株は必死に勉強したからと言って必ずしも勝てるようにはなりません。しかし、大損を予め回避するという事は出来ます。これが相場について学ぶ意義であると私は考えています。

テンバガー(10倍株)の発掘なんて夢幻

テンバガーとはその名と通り、株価が10倍になる銘柄の事です。確かに過去にテンバガーとなった銘柄を見てみると、いくつかの共通点があり、その気になれば探せ出せそうな気がしてしまいます。

テンバガーとなった多くの銘柄に共通する事

  1. 新興市場に上場している銘柄
  2. 時価総額が低い
  3. 創業者、役員が自社の株主

テンバガーというものは結果論でしかありません。あの時買っておけば良かったと後悔するのは、時間の無駄に他なりません。

特別な情報を得る手段を持っている機関投資家などなら別ですが、我々個人投資家が事前に有益な情報など得られる訳がありません。

長期投資という選択肢

資金が豊富にあり、年単位での投資を行える根気があるのならば、優良企業の株価が歴史的に見て安値のうちに仕込み、値上がりするまでじっくりと待つという長期投資の選択肢もあります。

日本株で長期投資を行うにはいくつか注意が必要です。買うタイミングを間違うと利益どころか、塩漬け株を作ってしまうからです。

また、日本だけではなく、新興国や、これからの経済成長が期待できる国を代表数する指数に連動するETFに投資をするという方法もあります。海外の個別銘柄はいくら調べようと思っても、情報に限りがあります。指数連動型のETFならリスクヘッジになるだけでなく、値動きが分かりやすい、倒産がないなどのメリットがあります。

ETFの詳細が知りたい方は、「世界の指数を買う【ETFの魅力】」をご覧ください。

長期投資は短期に比べ精神的負担が少ない

長期投資では年単位で株式を保有します。私がおすすめするのは個別銘柄ではなく、指数連動型のETFですが、先程も言ったように過去を見返して安値タイミングで買えば、あとは値上がりするまで待つだけなので、精神的にとても楽です。

一時的な株価の上下に精神をすり減らす事もなくなり、どっしりと腰を据えて構える事が出来るようになります。

まとめ

  1. 会社員は本業以外に収入を得る手段として、株とFXに辿り着く
  2. 単純に考えれば勝率は50%、でもトータルではほとんどの人が損をする
  3. ビギナーズラックは相場の甘い罠
  4. テンバガーの発掘は諦めた方が良い
  5. 資金に根気があるならば長期投資も考慮に入れる
  6. 長期投資は仕込むタイミングに注意する(特に日本株)

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