投資資金は強制的に絞り出せ。可能な限り自動化させれば全てが変わる。

長期投資における買い増しのタイミングについては当ブログでも解説してきましたが、一般的な会社員は自然とドルコスト平均法に近付いていきます。

私のように市場の暴落に備えある程度の資金を温存している人もいるとは思いますが、基本は定期的な買い増しです。

ドルコスト平均法については賛否両論あります。確かに今後も上場相場が続くなら資金をまとめて投入した方が得だし、下降相場が続くなら反転を見極めてから資金を投入した方がリターンは最大化されます。

しかし、他人を出し抜いて自分だけが優位な取引をすることは出来ません。何回に1回かはベストなタイミングでの取引が出来たとしても、それは単なる偶然です。それが2回、3回と続く保証は有りません。

さて、タイトルにあるように投資資金は強制的に絞り出す必要があります。毎月投資に回すお金を工面するのって結構大変です。だからこそ強制力が必要なのです。今回は私が実際に実践している方法をご紹介します。

ドルコスト平均法の優位性

冒頭でも述べたようにドルコスト平均法にはデメリットもあります。しかし、繰り返しにはなりますが、我々個人投資家が相場の行く末を予測することなど出来ません。

加えて一般的な会社員が長期投資を志すならば、必然的にドルコスト平均法に似たり寄ったりの投資方法にならざるを得ません。

ボーナスが入った時などは普段より多く購入したりと、多少なりとも柔軟な対応をすることは可能ですが、基本は毎月一定額の積み立てが望ましいでしょう。

私自信、短期売買によるタイミングを見計らった取引を長らく実践してきたおかげで、ベストな瞬間を見極める事の難しさを嫌と言うほど実感してきました。

私達個人投資家は短期的な成績を求められたりしません。

大切なのは将来を見据えた資産形成。それを実現する手段としてドルコスト平均法は有能な戦略であると考えています。

しかし、ドルコスト平均法を宣言しておきながら、日々の購入費用を捻出できないようでは本末転倒です。以降、その具体的な捻出方法をお話していきます。

余談ですが、ドルコスト平均法を英語に直すと、Dollar-cost averaging、後半部分の費用を平均化するというは理解出来ますね。そしてDollar(ドル)はお金を指しています。つまり、前半のDollarという部分は、海外から輸入した際の言い回しをそのまま採用しただけであって、日本版にするとエン・コスト平均法と言い換える事も出来ます。

私は節約が苦手です

私は基本的に物欲がありません。だからブランド物や洋服、その他欲しいものは特にありません。

しかし、日々の生活の中でお菓子を買ったり、ジュースを買ったりと、少額ながらも出費はそれなりにあります。これが厄介。1回は少額と言っても積み重なればその規模は大きくなるばかり。

節約が出来ない原因は人それぞれですが、私の場合は大きな買い物をしない分、小さな買い物を積み重ねてしまうという点にあります。投資も積み重ねが大切。消費においても積み重ねは侮れないという事ですね。

じゃあ、その日々の無駄使いを辞めれば良いじゃんと思うかもしれませんが、これも実際は難しい。

例えば、毎日食べる量を少しだけ減らし、30分程度ジョギングするだけで1年後には確実に体重が落ちますよね?これも積み重ねの効果です。

けど世の多くの人はそれが出来ない。なぜか?

結局人間なんてその程度なんです。目先の欲求や楽をしたいという願望の元、ズルズルと非効率だけど実行し易い道を選んでしまうのです。

投資資金を強制的に絞り出すには自動化する事

投資信託は積み立て機能を使えば、毎月決まった日に自動で取引をしてくれます。その日を給料振込日に指定しておけば、確実に投資資金を確保することが出来ます。これって凄く便利な機能です。完全ほったらかし、手間なしでの積み立てが可能なのですから。

しかし、残念なことにETFの買い付けにあってはこのような機能はありません。

特に海外ETFの場合は円をドルに換えるという余計なワンステップが入るため、なおさら面倒です。

だから私は可能な限り自動化しました。

具体的には給料振り込み日に給料振込口座から、自動的に住信SBIネット銀行に自動入金を出来る設定をしています。これにより日々の生活費を引き落としている口座からETFを買い付けるための資金を強制的に分離させることが可能となります。

しかし、これだけでは意思の弱い私は安心できません。

ここからさらに、住信SBIネット銀行の外貨積立機能を使います。

これにより、以下のプロセスが完成します。

①給料振込→②即座に住信SBIの普通預金口座に振り込まれる→③その分が外貨購入、つまりは海外ETFを買うためのドルに変わる→④あとはETFを買うだけ

この方法なら①~③までが全て自動化。自らが手を下すのは④のETFの購入だけになります。

大切なのは節約を頑張る事ではありません。給料が振り込まれた段階で投資に使うお金を強制的に分離する事です。しかし、ただ分離するだけでは心もとないです。なぜなら、意思の弱い人は分離した分を再び生活費引き出し口座に戻し、無駄な出費を重ねてしまうからです。

だからこそ私は円をドルに換える事で、その難易度をさらに高めています。ドルになってしまえば円に戻すには外貨取引が必要ですし、場合によってはそれだけで損失が発生します。それが心理的な負担となり、再び投資資金に手を出す確率はグッと低くなります。

ちなみに、ドル買いのコストは、SBI証券では片道25銭です。その他楽天証券やマネックス証券も25銭です。対して、住信SBIネット銀行は平時が僅か4銭、しかも2018年3月16日まではキャンペーン中で為替手数料が0銭です。

私はETFの買付もSBI証券で行なっているので、便宜上住信SBIネット銀行の積立入金(正確には定額自動入金)、外貨積立を利用していますが、その他証券会社を利用している人は住信SBIにこだわる必要はありません。

大切なのは、強制的に資金を確保するルートを作成する事です。じっくりと精査し、自分にとって使い勝手の良い金融機関を選べば良いでしょう。

まとめ

意思薄弱な人間は投資に向きません。だからこそ今回解説した機能を使い、何が何でも投資資金を確保する必要があるのです。

もっとも節約が得意な人にとって本記事は不要、無意味な落書きみたいなもんです。

しかし、投資資金を確保することの難しさは多くの人が経験してるハズです。

そんな人は節約という思考を改め、給料が振り込まれた瞬間に投資資金を分離するという今回の方法を試す価値があるかもしれません。

注意点としてはETF購入時の手数料はある程度意識する事。具体的な金額は人によりけりですが、1回の買付辺り10万円以上は購入したいところです。故に毎月の購入が難しい人は、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回、若しくはそれ以上でも良いでしょう。

重要なのはETFや株に投資をするのが毎月でない場合でも、購入資金は毎月積み立てる事です。

投資資金は強制的に絞り出せ。可能な限り自動化させれば全てが変わる。” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ぐりペンギン より:

    最近米国ETF投資を始めてVTI、VYM、XLP購入したのですが追加購入タイミングが分からなかったのでとても参考になりました。
    月5万と、それほど資金出せないので2~3ヶ月ごとに購入しようと思います。
    ありがとうございました。

    1. ルーカス より:

      ぐりペンギン様

      コメントありがとうございます!

      VTI、VYM、XLPですか…。私はVOO、VYM、HDV、VDCが主力です。銘柄違えど、内容はほぼ一緒ですね(笑)
      人間は目先の損益にこだわり過ぎるから、結局は損をしてしまうのだと思います。
      アメリカETF、しかも10年、20年と保有し続ける確固たる信念があるならタイミングはそれほど重要ではなさそうですよね。
      リーマンショック前の最高値でS&P500を買った人でも5年持っていれば、見事復活を果たしていますしね。
      ここ何年もアメリカ市場暴落説があちこちで言われていますが、見事に期待を裏切って最高値を更新し続けています。
      もはや専門家のいう事ですら当てにならないという事です。

      私達個人投資家は愚直に買い増しをしていきましょう。
      今後ともよろしくお願いいします!

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