個人投資家が得られる情報は、「遅い」若しくは「根拠がない」のどちらかである【テクニカル分析のみに頼るという投資戦略とは?】

ファンダメンタルズは考慮しないという考え方

テクニカル分析を駆使しても、将来の株価を正確に予測することなど出来ない。

これが私の考えであり、自身の投資戦略でもあります。

ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析共に私の中では必須の技術であり、これに「相場観」というものが加わる事により、投資家としての成長があると私は考えております。

しかし、世の中にはファンダメンタルズ要素を一切考慮に入れずトレードする=完全テクニカル分析派の人が多くいる事も事実です。

ちょっと矛盾するような意見になりますが、私はこのような「ファンダメンタルズを考慮しない」投資戦略にもそれなりの利点と根拠があると考えています。

改めて、ファンダメンタルズとは?

株式投資で言うファンダメンタルズとは、企業の業績や財務状況を指すことが多いですが、本来は企業の情報にはとどまらず、各国の経済情勢、政治体制などのとてつもなく膨大な情報も含めている事になります。

つまり、個人がそれらの情報の中から取捨選択し、投資に応用していくという事は難しいのが現実です。

株式投資関連の参考書には、「PER」や「PBR」、「POE」などから銘柄選定を行うのが王道のように書かれています。

これも一つの判断基準として正解ではありますが、企業の株価が割安か否か等を考慮するだけの分析がどこまで有効に機能するのかは、疑問を抱くのが当然だと思います。

本当に有益な情報を個人投資家が知ることはない

「急騰銘柄を公開しています」

確かに急騰銘柄を事前に仕込むことが出来れば、短期間で大きな利益を上げる事ができます。

しかし、その推奨銘柄を素直に買えば利益は出ますか?

おそらく、ほとんどの確率で負ける事になるでしょう。

たまに、本当に急騰することがあったとしても、その一回でこれまでの損失を全て取り返せるほどの利益を上げる事はかなり厳しいはずです。

投資はトータルで勝たなければ意味がありません。

10回勝っても、11回目の負けで利益を全て失うようでは意味がありません。

テクニカル分析だけに頼るトレード方法

「チャートは全てを織り込んでいる。」

「全て」というのは、ファンダメンタルズに留まらず、投資家達の心理状態までも織り込んでいるという意味を持っています。

この記事のタイトルにもあるように、個人投資家に入ってくる情報というのは、「遅い」若しくは「根拠がない」のどちらかです。

正しい情報であったとしても、ニュースとして報道された時点で、「遅れた情報」なのです。

あらゆる情報網を使い、投資に有利となる情報を得ている機関投資家は、ニュースとして世に出る前に仕掛けているのです。

特に投資初心者程ニュースに振り回され、損をするといったケースが頻繁にあります。

これらを考慮すると、テクニカル分析のみに頼るという方法はある意味では理にかなっている事になります。

ファンダメンタルズ派とテクニカル分析派、それぞれの考え方

まずは日経平均株価日足チャートをご覧ください。
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赤マルで囲った部分の大幅な下げを見てあなたならどう思いますか?

実は、この下げに対する理由は「日銀の追加緩和の見送り」と各方面で報道されていました。
これがファンダメンタルズによる株価変動の考え方です。

一方、完全テクニカル派は、「移動平均線と株価の乖離を埋めるための戻り」であると捉えます。

完全テクニカル派であっても、ファンダメンタルズ的に大きな動きがありそうな時はポジションを持たないというのが理想です。

特に、政治的に大きく動く事が予想される日(選挙、金融政策の発表等)、重要な経済指標の発表(アメリカも含む)、の前後は様子見と言いう姿勢を貫いた方が賢明であると言えます。

まとめ

  1. 情報戦では勝算がなく、ニュース等に振り回される危険性を考慮すると、完全テクニカル派という考え方も理にかなっている。
  2. ここで言うテクニカル分析は、「チャートは全てを織り込んでいる」という考え方である。
  3. チャートしか見ないという人も、ファンダメンタルズ的に大きく動く事が予想される時はポジションを持たないのが理想

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