デイトレードのメリット、デメリット【メディアの宣伝に踊らされていませんか?】

デイトレードとは?

ポジションを持ち越さないで、その日のうちに売買を完結させる取引スタイルをデイトレードと言います。

日をまたがってポジションを保有しないという特性上、証券取引所の取引時間後の出来事に左右されず、考え方によってはリスクの少ない投資法と言えるでしょう。

基本的に、日中働いている会社員などには無理があるトレード手法であり、難易度もスイングトレードに比べ、高いと言えます。日足ベースでみると一定の方向性の出ている相場でも、分足ベースで見ると、予測の難しい動きをするのです。

一方で、専業のデイトレーダーへの転身を希望する人たちも多くいます。メディアが「億を稼ぐデイトレーダー」などと、あたかもデイトレードが稼げる手法であるかのような宣伝をし、多くの人をその気にさせるからです。

確かにデイトレーダーとして成功を収めている人が存在することも事実です。しかし、その人たちはある種の才能に恵まれた人たちで、誰もがその人たちみたいな結果を残せるわけではありません。

デイトレードのメリット・デメリット

デイトレードのメリット・デメリットを簡潔にまとめたのでご覧ください。

【メリット】

1.取引時間外の株価変動要因に左右されるという事がない

極端な話、地震やテロ、大規模な自然災害などはいつ起きても不思議ではありません。2011年の3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う津波の影響で日経平均株価は大暴落し、巨額の損失を計上した投資家も多くいました。

デイトレでも取引中に発生した不測の事態に巻き込まれる可能性はありますが、成行でのロスカットを実行することで、被害を最小限にとどめる事が可能です。

2.その日のうちにポジションを決済するというルールを守れば塩漬け株をつくる心配がない

株式投資をする上で塩漬け株をつくることは、損失を生み出すだけでなく、投資効率を下げ、利益獲得のチャンスを逃すという大きなデメリットがあります。デイトレ本来のルールを守れば、必然的に塩漬け株をつくることはなくなります。

3.損切りルールを徹底することにより、損失を最小限に抑えられる

デイトレにおける最大の特徴はその取引回数にあります。買った株が予想に反する動きをしたら、早々と手仕舞い、次の取引に移行するというスタイルが基本となりますので、損切の幅を狭く抑える事が出来ます。

4.信用取引制度を使えば、自己資金の3倍の運用が可能となり、同じ銘柄で何度も取引(回転売買)が出来る

信用取引を上手く使えば、自己資金の3倍もの額を運用できるようになります。これにより資金を効率的に増やせるようになります。

また、現物取引では出来ない、同銘柄での回転売買が出来るようになります。これも信用取引にしかない魅力であると言えます。

【デメリット】

1.日中働いている人にとっては、時間的に取引が難しい

デイトレードはパソコンに張り付いての取引が基本のスタイルになります。つまり、日中働いている会社員がデイトレをするのは難しいのが現実です。

2.利小損大(コツコツドカン)になる可能性がある

デイトレは細かい利益の積み重ねることにより、トータルで大きく儲ける事を狙います。しかし、積み重ねた利益も一度の損失で一気に無くなってしまう可能性もあります。

目指すべきは利大損小なのですが、目先の利益確定は早く、損は後回しにするという人間の心理を考えると、一筋縄ではいかないのです。

3.株価の変動差が少ない時は利益を取りづらい

相場自体の値動きが少ない時は利益が非常に出しづらいです。また、取引時間帯によっても値動きに差があり、一般的に値動きの大きい時間帯は、前場なら寄付き後~9時30分、後場なら14時~15時の大引けにかけてです。中には、この時間帯のみを狙って取引を行うトレーダーもいるくらいです。

4.精神的疲労の度合いが大きい

間に1時間の休憩を挟むとは言え、長時間モニターを注視しながらのトレードは精神的にもかなり応えます。特に大きな損を出した時や、重要な決断を迫られた時などに感じるストレスには計り知れないものがあります。

デイトレードで勝っている人は全体の1割

この1割という数字にどこまで信憑性があるのかは分かりませんが、とある統計により導き出された数字のようですが、私の感覚からしたらもっと少ないような気もします。

コンスタントに勝ち続け、トータルでの収支がプラスのデイトレーダーという条件で統計を取ったらもっと少ないハズです。

私自身も株を始めた頃、特にテクニカル分析等の勉強もしていなかったのにも関わらず、デイトレで勝てる日々が続いたことがあります。

もちろんこれは実力ではなく、単に上げ相場の時だったからというが理由であり、完全に運の世界でした。

冒頭でも言いましたが、メディアは株に投資をすれば大儲け出来る可能性があるようなことを平然と言ってのけます。日本という国自体もNISAという制度を作り、投資活動が活発になるような働きかけをしています。

株のセミナーや宣伝、その他書籍等にあっても、「株で儲ける」という言葉が当然のごとく使われています。

相場はそれほどまでに甘い世界ではありません。

まとめ

  1. デイトレードを行うのは一般的な会社員には難しい。
  2. デイトレ特有のメリットはあるが、取引の難易度はスイングトレードや長期投資に比べ、遥かに高い。
  3. 運で勝つことも、それが継続することも確かにある。しかし、トータルでプラスになる人は全体の1割にも満たない。
  4. 限られた相場を除き、私は基本的にデイトレをおすすめしない。

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