初心者がデイトレで利益を上げるコツを語ってみる

デイトレ成功者でもないのに、コツなんて語れるのかという意見が聞こえてきそうですが、あえて記事にしてみようと思います。

最近はデイトレをする機会もめっきり減ってはきましたが、私のルーツはアメリカETFへの長期投資ではなくデイトレードです。

その後、スイングトレードに切り替え、現在のスタイルに至ります。

デイトレはゼロサムゲームです。だからどんなに手法を駆使したところで、半分ギャンブル的要素が入ってくるのは致し方ありません。それでも、日々デイトレを続けるうちに私なりの「コツ」というのが少しづつ見えてきました。

今回はこれらについて解説したいともいます。

※基本的にデイトレはお勧めしません。投資ではなく投機です。適性を見極め、資金を養分にする前に退場した方が身のためです。

デイトレの銘柄選び

デイトレを始める上で一番最初に悩むのが、この銘柄選びです。私は好んで、みずほFG(8411)を取引していましたが、マザーズなどの新興市場を主戦場にしている個人投資家も結構います。

マザーズを始めとした新興市場の銘柄は、空売り出来ない銘柄も多く、上げる時は投機的な勢いで上昇していきます。ゆえに上手く波に乗る事が出来れば利益は大きい。しかし、一旦売りが優勢になるとあっという間に元の水準に戻るという恐ろしい値動きをすることもあります。

急上昇中の銘柄は日々の上昇率ランキングなどで簡単に見つかりますから、それに個人投資家が群がってくると言ったところでしょうか。買うタイミング一つで天国にも地獄にもなる、それがマザーズ銘柄です。PER等の指標も割高であることが多く、適正な水準と言うのはなかなか判断出来ません。

それでも上手い人は、相場をよく見極め、利益を出してくるのかもしれませんが、多くの個人投資家はそれが出来ません。だから、特にデイトレ初心者は東証1部(出来れば日経225採用銘柄)の中から出来高が非常に多い銘柄を選ぶ必要があります。

だからこそ、私はみずほFGを好んで取引していたのです。それ以外では三菱UFJなどもよく取引していました。この辺りは流動性も高く、指値でもすぐに約定するため、初心者にはデイトレし易い銘柄だと思います。

他には日経レバレッジETFという選択肢もあります。短期売買限定ですが、日経平均と連動するETFは実は使い勝手が良かったりします。この辺りの戦略はスイングトレードとあまり変わりませんね。

取引手法

デイトレードは基本的に企業の業績等のファンダメンタルズは考慮する必要がありません。

じゃあ、テクニカルか!!と言ってもそれも正解とは言えません。なぜなら、デイトレードはテクニカル指標を活かしづらいという特徴があるからです。

基本的にテクニカル指標の使い方は、過去の値動きから未来を予測することにあります。未来なんか予測出来るわけがないと言われればそれまでですが、売買タイミングの基準を計るという意味ではそれなりに役には立ちます。

しかし、デイトレードにおいては過去の基準と言うのが存在しません。日足なら昨日までのテクニカルが機能する部分もありますが、分足ではこの考え方が通用しません。昨日の分足は昨日で終わり。今日から始まる分足は今日に限った分足であり、昨日までの分足と別に考える必要があります。

ゆえに今日の分足で機能するテクニカル指標は今日、この瞬間から探し始めなければなりません。

日足ベースでは綺麗なトレンドを描いているチャートでも、分足ベースでは予測の出来ない動きをするものなのです。

この辺りの詳細は以下の記事に記載しておりますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

・デイトレードはテクニカル指標を活かしにくいという事実を知る

ファンダメンタルズもダメ、テクニカルも微妙。では一体何を基準に売買タイミングを判断すれば良いのか。

答えは「相場の雰囲気」です。

なんじゃそりゃ。雰囲気なんて言ったらギャンブルと一緒じゃん。こう思われる方もいるかもしれませんが、よくよく考えてみてください。おそらく、テクニカルを駆使している人もファンダメンタルズを駆使している人も、多くの人がデイトレードで負けています。つまり、デイトレにおいてはどんな手法を用いたところで、半分博打と言う事には変わりはないのです。

さて、相場の雰囲気とは何か?

もう少し具体的に言うと、今現在、市場平均がどの位置にいるかと言う事です。市場平均は日経平均かTOPIXを見れば良いでしょう。市場平均を表す指標としてはTOPIXの方が適していますが、先物市場でも活発に取引をされているという観点から、私は日経平均株価を重視しています。

例えば、上昇トレンドと一口に言っても、現在は上昇トレンドへ突入してからどれくらいの期間が経過しているのか。

上昇トレンド中の上昇途上に位置しているのか、それとも一時的な押し目を向かえているのか。

押し目を作り反発しつつも、結局は前回の高値を超えられずにいる→上昇トレンドの最終局面に差し掛かって来たかも。

つまりはデイトレードをするからと言って、初めから分足にのみ注目するのではなく、日足ベースでの状況を見極める必要があるのです。

そうすることで、デイトレードにおける戦略も朧気ながら見えてきます。単純に市場平均(日経225)が上昇トレンドにある時は、分足ベースでも上昇する可能性が高い(寄付きで買って引け売っても利益が出る)。上昇トレンドではあるけど、一時的な押し目(調整)に入るような動きをしている→個別銘柄も買いのタイミングではない。

また、日経平均が暴騰・暴落する時は、日経225採用銘柄でなくても、つられて大きく動く可能性があります。デイトレでも市場平均や日足チャートは重要と言う事です。

関連記事:デイトレードの成功率を高める方法【重要なのは分足チャートではなく日足チャート】

ちなみに、窓開けや決算による急騰・急落からの反発を狙うという手法もあります。この辺りは初心者向きとは言えませんが、一つの例としてご紹介しておきます。

寄付き後の窓埋めを利用したデイトレード手法は少しのミスで大火傷をする

決算発表に伴う、上方修正織込み済みの実例と、決算発表日を利用したデイトレード手法

また、現在は世界の株式市場の相関性が高まりつつあります。東京市場は特に前日のニューヨーク市場の影響を強く受けるので、NYダウが大幅上昇→日経平均も上昇、NYダウが大幅下落→日経平均も下落。あとはドル円の動きも非常に重要です。現在の日経平均とドル円はおおむね相関性を保ちながら推移しているので、日経平均の動きを予測したければ、ニューヨーク市場以上にドル円の値動きが重要になります。

手法は二の次

デイトレを実践していて思う事は、手法自体はそれほど重要ではないという事実。確かにどうしようもない欠陥だらけの手法だったらお話になりませんが、そうでない場合の負ける要因は他のある事が多いのです。

デイトレードは瞬時の判断を迫られる瞬間が多々あります。特に瞬時に損切りの判断をしなくてはならない時や、損切りした瞬間に株価が反転したり、含み益が出ていたのに、利益確定のタイミングが遅れ含み損に変わった時などは精神を大幅にすり減らします。

損切りは素早く、トータルで勝てば良いのだから、細かい損はいちいち気にしない。

正論です。でも自分の大切な資金が掛かっていると話はそう簡単でもありません。デイトレードを実際にしてない人が、言葉にするのは簡単なんです。だけど、デイトレはこれが一番難しい。ちょっとした値動きに敏感になり神経をすり減らす。トレードは短期になればなるほどメンタルコントロールの重要性が増します。

それともっと重要な事があります。

それは、億トレーダーの手法を真似したところで、自らも勝ち組になれるとは限らないという事実。

手法をそっくり真似たとしても、そのトレーダーの思想からメンタルに至るまでの全てを、そっくりそのまま模倣しなければ、あなたが実践した時点でそれは別の手法となるからです。成功者の手法は誰もが気になるところではありますが、成功者からしたら、自分の手法を知られたとしても痛くも痒くもありません。その手法を完全に再現できるのはこの世に一人、自分自身だけなのですから。

取引しないという選択肢を作る

デイトレードはあらゆる相場で利益を得る事が出来る。

こう書かれている書籍等も多くありますが、これは明らかな間違いです。

先程、取引手法の項目で、売買タイミングを判断するには「相場の雰囲気」を読むことが大切だと言いました。例えば、日足チャートの現在位置も良く、円安も進行している。さらに、前日のニューヨーク市場も調子が良かったとなれば、本日の日経平均も上昇する可能性が高い…かもしれない。

もちろんこの予測が当たるとは限りませんが、大まかな予想が出来る事はそれなりに意味を持ちます。

逆に、NYダウもドル円も横ばい。日経225先物も停滞気味とあれば、大まかな予測も出来ない事になります。デイトレードで大切なのはこのような時で、このような時は「デイトレードをしない」という選択肢を作る事です。

デイトレードだからと言って、いつでもどんな時でも取引をしなくてはならないという決まりません。特に個人投資家に至っては「取引をしない」という選択肢を積極的に選ぶ必要があります。

まとめ

デイトレードで成功している人は少なからずいる…かもしれません。

しかし、自身がそうなれる保証はどこにもありません。それよりも資金を失い、相場からの退場を余儀なくされる人の方が遥かに多いハズです。

あなたがどんなスタイルで取引しようがそれは個人の自由にはなりますが、デイトレードはゼロサムゲームであるという事実、ライバルたちは凄腕の機関投資家や人工知能であるという現実に目を向けるべきでしょう。

その上で、自身に向いてないと思ったら、スパッと諦め、短期売買の世界から撤退をする事です。人によってはそれが最良の選択肢となるハズです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)