初心者&これから株を始める人に伝えたい10の事

私は株でお金を稼ぎたくて投資を始めました。投資について必死に勉強し、それでも初めのうちは思うような成果が出るはずもなく、自分には向いていないのではと考える事も多々ありました。それでも相場と向き合い続ける事で、様々な事が見えるようにもなってきました。そこで、まだ株を始めて間もない人、これから株を始めてみようかなと考えている人に、私がこれまで学んできたことをお伝えできればなと思い、本記事を執筆しました。

100万円は1000万円にならない

株で資産を10倍に増やすことはほぼ不可能です。ネット上や一部の書籍などではこのような見出しの宣伝文句を見かける事が多々ありますが、99%以上の人は達成できない非現実的な数字に違いありません。確かに日本の高度経済成長期には株価が何倍にも膨れ上がる企業もありましたが、成熟期を向かえた現在の日本でこのような企業を発掘すること自体が極めて難しいでしょう。マザーズなど新興企業が多く上場している市場ならば可能性は0ではありませんが、それを探し当てる事はまず無理と言えます。

100万円を150万円に増やす事さえ、相当難易度が高く、多くの人が150万円に到達することなく相場から撤退するというのが現実です。

株は余剰資金が基本、でも余剰資金じゃ満足のいく利益は望めません

もちろん、余剰資金がいくらくらいかというのは人によりますので、具体的な数字は何とも言えませんが、失っても生活に支障が出ない程の資金ではせいぜい小遣い程度の利益しか得る事は出来ません。

元手100万円で50万の利益を得ようと思ったら、相場が大きく動く時を狙い、それを繰り返すことにより利益を得ていくしかありません。これは言ってみればハイリスク・ハイリターンな方法であり、多くの人が50万の利益を上げる前に資金の大半を失ってしまうでしょう。

しかし、1億円の元手があれば、少しの値動きで大きな利益を得る事が出来ます。しかも、値動きの安定している時にトレードを行えるという特性上、比較的相場の予測がしやすい時にポジションを持つことが出来ます。

株は余剰資金が基本と言いつつ、余剰資金では大きな利益を上げる事が出来ないという現実。世の中、金持ちにはより金持ちに、そうでない人はそれなりに、というシステムが構築されているのです。

配当金や株主優待目当ての投資の現実

資金が億単位である人ならば配当金だけで生活することが可能かもしれません。しかし、多くの人が投資に回せる金額と言うのは、ある程度限られているはずです。その限られた資金で配当金や優待目的の投資を行う事は賢明な選択なのでしょうか。もちろん、これは人によりけりで絶対的な答えは存在しませんが、日本株での長期投資は配当金や優待制度では到底穴埋めできないくらいの含み損を抱える可能性が大いにあるという事を頭に入れておく必要があります。 米国株の一部の銘柄ならば別ですが、日本株で右肩上がりの銘柄はほとんどありません。故に買うタイミングを間違えてしまったら、途端に塩漬けです。後々に株価が回復すれば良いですが、回復するという保証はどこにもありません。

関連記事:米国株に投資をするという選択肢【長期投資向き・1株から購入可能・塩漬け無し?】

万能な分析方法など存在しません

ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も絶対ではありません。テクニカル指標が買われ過ぎのサインを出していても、そこからさらに下落することなどザラにあります。ファンダメンタルズ的に割安な銘柄がこれから上昇するとも言えません。

どんな高度な分析方法を駆使しても株価の将来を完璧に予測することは誰にも出来ません。また、好材料が株価上昇に繋がるとも限りませんし、悪材料が必ずしも株価下落に繋がるとも限りません。

株価が上がる理由は、市場参加者の買い意欲が強いから。株価が下がる理由は、市場参加者の売り意欲が強いから。確実に言える事はこの程度しかないのです。

ちょっと勉強すると勝てる気がする。もっと勉強すると勝てる気がしなくなる。

これは私の意見になりますが、株の勉強を始めたばかりの頃は必死に勉強さえすれば相場で勝者になれると思い込んでいました。テクニカル指標に感動し、ファンダメンタルズ分析の奥深さに強い興味を覚えていた時期でもありました。でもそこからさらに相場について知るようになると、これらの知識は参考程度にしかならないことが分かりました。では勝敗を決定づける要因となる要素はいったい何なのでしょうか。それは「経験」であり、これ以外にはないと私は考えております。経験があってこそ分析が意味を持つのです。

しかし、経験と言うのは人から学べるものではありません。人の失敗談や成功談をいくら知ったところで、自らの経験にはカウントされません。勉強すればするほど勝てる気がしなくなるというのは、相場の難しさが徐々に解ってくるからなのです。

勝率と利益は直結しない

勝率80%でもトータルで損をする可能性だって十分にあります。利小損大、利益確定は早く、損失は先送りにするという心理は誰もが持っています。コツコツ利益を重ねても、一度の損失で一気に利益を吹っ飛ばす。これって結構頻繁に起こりうることなのです。理想は損小利大、損失は最小限に抑えつつ、利益は大きく取るというスタンスです。でも実際にはなかなか上手くいきません。

損失は最低限にと言っても、それが積み重ねればかなりの金額になり、損切だけで相場からの退場というリスクも十分にあり得るのです。

損切りを徹底しても勝てるようにはならない

損切りの大切さを述べている書籍はたくさんありますが、その方法や難しさについて詳細に解説しているのはなかなか見かける事がありません。損切りを徹底するの「徹底」というのが非常に曖昧であり、その基準は人によりまちまちですが、徹底のし過ぎは損切り貧乏に繋がります。また、損切り幅を狭め過ぎると、損切りしたら株価が反転し、上昇していったなんてことも頻繁に起こるようになります。しかし、損切り幅を広めに設定すると、資金の減り方が早い。適切な損切り幅を設定することは、非常に難しいのです。

成功者の手法を真似しても勝てるようにはならない

株で儲けている人の手法と言うのは気になりますし、それによって自分も勝てるようになるかもしれないという妄想をしてしまいがちです。成功者は自らのトレードに一定のルールを持っています。それに経験と言うオリジナルの要素を加え、投資判断をする訳ですが、このルールの部分を真似できたとしても、経験を真似る事は出来ません。ルールは経験があって初めて意味を持つので、ルール単体を真似たところで何の意味もありません。

関連記事:成功者の売買手法を真似しても儲からないのは何故?【システムトレードが失敗する理由】

トレードは短期であればある程、メンタルコントロールが重要となる

トレードは短期になればなる程、メンタルコントロールが難しくなります。特にスキャルピングやデイトレードでは利益確定や損切のタイミングを瞬時に判断しなければならないため、非常に強いストレスが掛かります。このような状況で正常な判断をするためにはメンタルを上手くコントロールする必要が出てきます。大抵の人はこれが出来ません。上がったら焦って買い高値掴みをしたり、底をついたと思って買ったら、そこからさらに下がったりと、デイトレをやっていたらこんなのばかりです。どんな時でも冷静な心理でいられるという人以外は、短期のトレードは向いていません。

豆腐メンタルの人&資金を失う覚悟のない人は投資に向かない

含み損を抱えている時は精神的につらいです。早く解放されたいという気持ちでいっぱいになります。そんな精神状態では心から楽しい日常生活を送る事が出来なくなります。仕事中も休日も頭の中は株価で一杯です。このような心理状態では精神的に参ってしまいます。私自身がそれでした。メンタルの弱い人は精神を犠牲にしてまで投資を行う必要はありません。

また、多くの人は儲けようという考えのもと投資を行います。それは大いに結構なのですが、損をする、資金を失う可能性があるという事をもっと真剣に考える必要があります。損は程度の差があれど誰もが必ず経験をすることです。損をするのが我慢できないという人は投資には向きません。

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