アメリカETFへの投資は恐ろしく退屈だ。そして面白味の欠片もない。でもそれが良い。

アメリカETFへの投資は恐ろしく退屈だ。始めた当初は知らない事がたくさんあり、好奇心が刺激された。次第に多くを知るようになると、面白味に欠けるようになる。

短期売買のようなスリルも無ければ、やるかやられるかの緊張感も皆無である。よって買ったら基本は放置。チャンスを見て買い増し作業を淡々と行うだけである。

売るのは数十年後…の予定。配当金が目的だから日々の株価など気にする必要もない。ETFだから構成銘柄の1つや2つくらい暴落したって全体への影響は微々たるもの。

だから買い増しのチャンスは市場全体が暴落した時、故にETFの価格自体を日々監視する事もない。S&P500やNYダウ、市場平均を表す指数を見るだけで十分。

ほったらかし程楽なものはない。でもだからこそつまらない。でもそれがアメリカETFの良いところである。

退屈、つまらない、だからこそ誰でも実践できる

多忙な日々を過ごす日本のサラリーマン。私もその中の一人ですが、一般的な会社員に比べたら私はまだ自由な時間が確保できる方です。だからこそ、気になったことは徹底的に調べますし、無駄な知識もたっぷりと蓄える事も出来ます。

しかし、多くの時間が無い人にとって、日常の貴重な時間を投資の勉強に割いている暇はありません。だからこそ、誰でも実践できる投資法を追求すると、アメリカETFへの長期投資となるのです。ここでのポイントは数ヵ月単位でも何単位でもなく、それ以上の長期保有前提である事。墓場まで持って行けとは言いませんが、そのくらいの根気は必要になります。

ETFに比べ個別銘柄は、企業分析することの楽しさ、ポートフォリオを組む事・考える事の楽しさがありますが、その分手間が掛かる事は否めません。

しかも場合によっては、売却という選択肢も考える場面が出てくる可能性もあります。これも人によっては投資の楽しさに繋がりますが、人によってはストレスにもなり得ます。

しかも個別銘柄の長期保有ならば、それなりに銘柄を分散させる必要が出てきます。あまり多くに分散する必要はありませんが、10~15銘柄くらいには分散させておきたいところです。

対してETFは銘柄の入れ替えを全自動でやってくれます。

例えば、私お気に入りのブラックロックのHDVは、財務健全性が高い+配当利回りが高い銘柄で構成されており、年に4回銘柄の見直しを行っています。

配当利回りだけに捉われる事もなく、財務的にしっかりとした企業選定を勝手に行ってくれるのは、個人投資家からしたらありがたい限りです。

HDVだけでも十分。他のETFを買う必要すらないと思えてくる程です。

個別銘柄で作ったポートフォリオを入れ変えようと思ったら、それだけで税金やら手数料、売却損益などが生じてしまいますからね。ETFはこの一連の流れを指定参加者が行ってくれるのですから、まさに至れり尽くせりと言えるでしょう。

暴落が来ても我慢と忍耐。あとは気長に待つだけです。

長期投資成功の秘訣は株価に無関心になる事

あくまで、優良ETFの長期保有に限った話になりますが、長期投資成功の鍵は、保有自体を意識しすぎない事にあると思います。これは短期売買を続ける中で得た教訓でもあります。

短期売買では、含み損が自らが定めた損切りラインに到達していなくても、手仕舞いしたい気持ちになることが多々ありました。投資を始めて間もない頃は、自らの瞬時の裁量により、ロスカットポイントを切り上げ、結局は当初決めていたルールを守れないという事が頻繁に起きました。

こんな時に限って、株価は切り返し、上昇を見せていくのです。まぁ、泣きたくなりますね。明らかに無駄な損切りなのですから。

あくまで、結果論になりますが、結局は株価を頻繁にチェックしすぎて、不安な気持ちに駆られた上での無駄な損切りだったわけです。

目先の暴落に心を揺さぶられない自信がある。リーマンショック級、それ以上の暴落があっても保有し続け、淡々と買い増しを行う自信がある。

このような人なら話は別ですが、株価に多少なりとも精神を乱される人は、株価に無関心になるというのも手です。もちろん、無関心と言っても最低限のチェックは必要です。私が言いたいのは、株価をチェックするのは必要な時だけ、具体的には買い増しを行う時だけで十分であるという事です。

既にある程度のキャッシュを持っていて、買い増しのタイミングを虎視眈々と狙っているという人には当てはまらないかもしれませんが、短期売買を経験した人ならば、株価に踊らされない事の素晴らしを分かって頂けるかと思います。

バンガードのVTI、VOO、VYM

ブラックロックのHDV、IVV

これらに個別銘柄のようなリバランスは必要ありません。真の意味でのほったらかし投資が出来るアメリカETF。本当に退屈です。そして、なんとも面白みの無いものでありましょうか。

スリル、緊張感がある短期売買=面白くて、退屈はしない

以前の私は短期売買が主体であり、現在も頻度自体はかなり減っては来ましたが、短期売買を完全に止めたわけではありません。

短期売買はスリルがありますよ。

緊張感もありますよ。

ストレスもかなり溜まりますよ。

なんたって市場参加者たちのお金の奪い合い、マネーゲームなのですから。

心理面を考えれば、長期投資とは正反対です。でも、短期売買を実践する立場として、当ブログでしつこく言っている事ですが、短期売買は才能の世界。誰もが努力次第でイチローになれるわけはありませんよね。でも多く人がそれに気づかず、退場していく。欲にまみれた厳しい戦場なのです。

生粋のギャンブラーならば、株式市場と言う名の、戦場も楽しめるかもしれません。でもそれは一部の人だけ。多くの人は精神をすり減らしながらトレードを重ねているのです。そう、まさに私のように。

アメリカETFへの長期投資は、株価が気にならないと先ほど言いましたが、短期売買(スイングトレード)はその逆。四六時中株価が気になります。寝てる時も、日経225先物や為替が気になり、何度も目が覚めてしまいました。もしかしたら、これは私だけかもしれませんが。

いずれにせよ、株価が気になりだすと日常生活が心から楽しめなくなります。

だからストレスが溜まってしょうがない。

これが私の考えです。

まとめ

今回の記事は、私の考えをダラダラ書いていっただけですが、実体験に基づいているのでそれなりに説得力はあるかと思います。

私ももっと投資開始の初期段階からアメリカETFに出会っていれば、完全なる長期投資家になっていたかもしれません。しかし、短期売買で学べたこともたくさんあるので、これはこれで良しとします。

長期投資ならテクニカル分析も必要ありませんし(移動平均線くらいは知っておいた方が良いかも)、投資対象をETFに限定すれば、財務分析も必要ないと言えるでしょう。

…となるとやる事はもう何もありません。優良ETFを買うだけです。

取得単価は重要ですが、超長期投資&配当目的ならば、購入タイミング自体にもあまりこだわる必要がないかもしれません。

この考えは、ETFの種類にもよりますが、先ほども登場したHDVならば、そもそも過熱感が出る程の上昇を見せるような銘柄は含まれておりません。従って、明らかなバブルというものが今後到来すれば、注意をする必要はありますが、それ以外に関してはあまり神経質にならずに買い増しをしていく予定です。

本音を言えば、大、大、大暴落が来てくれたら嬉しいのですが、相場はそんなにも都合よくはありませんからね。だから、以前の記事でもお話しましたが、暴落時に備えてある程度のキャッシュは温存してあります。今後の戦略変更はあるかもしれませんが…

いずれにせよ、恐ろしくて退屈で、面白味の欠片もないアメリカETF投資。

私には適しているようです。

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